2024年も早いもので3月31日を迎え、年度末の節目に立っています。
新年度を目前に控え、多くの方が新しいスタートに対する期待と不安を抱えていることでしょう。
さて、当事務所も何とか関与先の皆様方のご協力のおかげもあり無事に令和5年分の確定申告を無事に乗り切ることができました。この場を借りまして深く感謝申し上げます。
令和5年分の確定申告を終えて私が感じたことを書いてみたいと思います。
一番感じるのは、小零細規模の方の事業を継続していくことの難しさです。
物価高や人手不足、社会構造の変化もあり利益(所得)がこれまで以上に残せない状況が続いています。
事業を続けていく中で重要になってくるのは、ヒト・モノ・カネ・情報です。
- 『ヒト』とは人材や組織のこと
- 『モノ』とは商品や設備のこと
- 『カネ』とは事業資金や利益のこと
- 『情報』とはデータや知識のこと
このヒト・モノ・カネ・情報は4大経営資源ともいわれています。
もともと中小零細規模の企業は、大企業と比較するとこの経営資源は圧倒的に不足しているわけですが、新型コロナウイルス感染拡大以降、より顕著になっているような気がします。
限られた経営資源の中でこれまでと同様な事業を続けることには限界があります。
では、これまでとは全く異なる事業をすればいいかと問われればそれも難しい。
しかし、小さな変化は起こせるはずです。
これまでの事業の中で培った技術・経験・知識を活かして新たな分野に進出する、売先を変える、作り方を変える、伝え方を変える、など色々と方法はあると思います。
ダーウィンの著書『種の起源』の中でも書かれているように「最も強いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る」のです。
誰もが予測できない時代を生き残っていくためにも皆様のお役に立てるような情報を発信するように心がけてまいりますので今後とも宜しくお願い致します。